コインランドリーが儲かるらしい?
みなさん、コインランドリーって使ったことありますか?
最近ではカフェが併設されたコインランドリーが出来たりして注目を集めつつあります。
実はこのコインランドリー。
今、土地活用の選択肢として注目されています。
土地活用といえば 駐車場やトランクルーム、マンション経営が 誰もが思いつく定番でしたね。
みなさんの中にも、実家に戻るつもりはないけど土地どうしよう。
副業で少しでも将来のために備蓄したいな。
と考えている人も多いのではないでしょうか。
副業としても始めやすく手のかからない上、不景気になれば稼働率が上がるらしい!?
実は、土地活用というところで何か案がないかと、アンテナを張っていました。
そんな折、Google広告が目に留まり、セミナーに参加することに。
Google の広告をクリックしたらなんだか負けている気がしてしまうんですが、クリックしてみるもんですね!
新しいことが学べたのでレポートしたいと思います。
ちなみに、「ええやんこれ!」目線なので、受け売りなのかと思われるかもしれませんが全く個人の意見です。
INDEX >>
セミナー概要
「コインランドリー経営説明会」
主催:TOSEI
TOSEIは、大型のコインランドリーの国内最大手メーカー。
もともとは東芝テックの系列会社。 静岡伊豆の国市に本社・工場がある。
コンランドリーが急増するワケ
コインランドリーの店舗数は右肩上がり。 セブンイレブンが2019年現在全国に2万店あるようですから、どれだけ増えているかびっくりですよね。 なぜこんなにも増えているのでしょうか??
不景気な時、儲かる
実は、コインランドリー業界は過去2回の不景気を見事乗り越え、市場拡大しています。
それは・・
バブル崩壊とリーマンショック
いわば世間的には景気がどん底の時代です。
なぜこの時期にコインランドリーは伸びるのか?
景気が悪くなると、一家のお父さんは一生懸命働いていても、給料やボーナスが下がります。
それでは生活が立ち行かなくなるので、お母さんも働きに出ることにします。
今までお母さんがやっていた洗濯物は誰がやるのでしょうか?
そうです。
不景気→女性の社会進出→家事代行業のニーズが高まる
という構図で、不景気になると、コインランドリーを利用する人が増えるのです。
先進国で唯一、外干しする日本人
世界では自宅に大きな乾燥機があったり、週末にコインランドリーで洗濯を済ませる習慣が根付いています。
私もアメリカにいた時は外干しはせず、いつも家の乾燥機を使っていました。
海外ドラマを見ていても、運動場ほどあるんじゃないかと思う広いコインランドリー店でのシーンが見られますよね。
まして、日本のこの蒸し暑く梅雨やゲリラ豪雨もある気候で、家で洗濯しようと四苦八苦するのはあまりスマートではないですね。
日本の電源は100Vで、洗濯機置場は大抵60センチ角程度です。
ということは、
いくら家庭用洗濯機が進化しても、十分に乾かせる乾燥機を作るにはパワー不足。
洗濯機置場に置けない大きなサイズの洗濯機は使えない。
いざ布団を洗ってみてもガタガタ音が鳴って壊れないか不安になる。
といった残念な状況。
それならちょっと払ってもいいから効率よく洗濯を済ませたい!
という方も多いはず。
外国人が増えたら儲かる
入管法改正の話題が取りざたされたのも記憶に新しいですが、日本で暮らす外国人は年々増えています。
その外国人たちも、コインランドリーのコアユーザーです。
理由は、3つ。
1. もともとコインランドリーの文化がある
アメリカやスペイン、香港をはじめ、世界の多くの国でコインランドリーは親しまれています。
短期・長期を問わず、洗濯したければコインランドリーという概念があり、利用する人も多いようです。
2. ビザの期間に洗濯機を買うのがもったいない
学生や短期就労の外国人にとって、家電は大きな出費。
購入・設置・撤去の手間もかかります。
自分の洗濯物くらいなら、ある程度ためてからコインランドリーを利用するとのこと。
3. 旅行の間洗濯したい
東京五輪を前にさらに旅行者が増えていますね。
彼らの長期休みは、日本の比じゃない!
平気で家族旅行に1ヶ月かけちゃうなんてことも。
「初めて日本に来たんだ〜。降り立ったのが東京で京都にもいくよ。週末には富士山に登ってみようと思うんだ!」
なんて平気で言います。
話題のAirBnBやゲストハウスを利用して、洗濯はコインランドリーで済ませて着回すというスタイルが主流。
こういった需要もさらに加速するでしょう。
洗える〇〇のおかげで儲かる
最近洗える〇〇が増えたと思いませんか?
洗える枕
洗えるキッチンマット
洗えるダウンジャケット
洗えるカーテン
こういった製品のおかげで、クリーニング屋さんに行っていたものが自分でできてしまうようになりました。
ただカーテンやマットは家でやるには効率が悪く、コインランドリーでさっと洗って乾かしてしまうのが楽チンです。
クリーニングに出すより安くて家でやるより簡単。
このあたりまで聞いて、面倒くさがりの私は
ちょっとお金払っても良いからコインランドリーに行こうかな?!なんて消費者目線で考えていました。
不潔・・はもう古い。
便利なのはわかった!時代が変わったのもわかった!
でも・・汚そう。
というのがコインランドリーの最大の懸念ですよね。
私の前にどんな人が何を洗ったかわからない。
猫アレルギーなのに前の人が猫用のブランケットでも洗ってたらどうしよう。
おねしょした布団洗ってたりするんだろうな・・
と想像は膨らみます。
でもそんなこと今に始まったことではないです。
TOSEIさん、しっかり対策していました。
高温殺菌でカビ知らず
飲食店経営を始めるときや、文化祭で食品を扱う時、保健所から殺菌について指導を受けます。
例えばお肉だと、75度で1分以上加熱しましょうね。
という基準があって、高温で殺菌しましょうというガイドラインです。
最近のコインランドリーは、洗濯+乾燥がセットになっているものが主流です。
この場合、75度で必ず10分程度乾燥の工程を踏んで終わるようになっているので、基本的にカビは生えませんし、菌も死にます。
家の洗濯槽って洗うことがほとんどないし、汚いんだろうなと想像すると、コインランドリーの方が綺麗な気がしますよね。笑
ナノイーでもっと殺菌
TOSEIのコインランドリーには、ナノイー機能が備わっていて、
「除菌」「防カビ」「アレルゲン・花粉抑制」「脱臭」etc.
といった効果があります。
ナノイーは、空気中の水分を超微粒子化して、電気を帯させたイオンのことだそうで、
”あるものと衝突したときに、化学反応を起こしやすい成分のことです。例えば、空気中のニオイの元を分解したり、アレル物質(花粉)にくっつくと別の性質に変えたりする”んだそう。
こんな機能があるなら、安心して利用できそうですよね!
*引用元:
https://panasonic.co.jp/ism/nanoe/nanoe01.html
https://panasonic.jp/nanoe/effect.html
コインランドリーは儲かるのか?
さて、ここまでなぜコインランドリーが注目されているのか?
消費者目線で、なぜ利用されているかという背景をみてきました。
需要はありそうだし、コンビニくらい各所にあっても良さそうだと思いますが、気になるのは
経営して儲かるのか?
ここでセミナー講師の方がきっぱりと切り捨てました。
講師が断言。”はっきり言って儲かりません!”
というわけで答えは儲かりません。
でした。笑
しかし、全く儲からないわけでもない。
というのがミソ。
相当な田舎の店舗でも、経費を引いた粗利が月に20万程度出るようなイメージだそう。
実はTOSEIのコインランドリー経営は、何もしなくても動く完全手放し経営ができるんです。
店舗の設計や登記などの開業準備を終え開店してしまえば、お客さんが勝手に機械を回すだけ。
何かあれば、TOSEIの24時間サービスが電話で対応してくれ、遠隔で機械を操作してお客さんのトラブル解決までしてくれる。(月額利用料あり)
一定期間で集金に行かなければいけないが、これも月額で対応してくれるそう。
本当に何もしなくても、収入源が増えるというのは嬉しいのではないでしょうか。
副業としてももってこいじゃないかなと思いました。
初期投資400万 13年で5000万超の利益
売上予測を立てる上で、広さ=置ける機械の数が大きく影響します。
セミナーで見せていただいた13ヶ年事業計画をざっと紹介します。
単価300円〜1,300円で利用できる8台の機械を置き、家賃が15万円だった場合の例でした。
実際にある店舗で、相当田舎の店舗だそうです。
端折ってわかりやすく出すと下記の通り。
売上
1日27,700円、30日で831,000円、年間9,972,000円
(8台の機械が1日全部で21回利用される想定。)
経費
月経費597,000円、年間7,164,000円
(家賃150,000円、機械リース227,000円、借入返済29,000円、水道光熱費19,100円)
収支
月234,000円、年間2,808,000円
ここから、コインランドリーの法廷対応年数が13年ということで13年後どうなるのか?
- リースは6年
- コインランドリーの法廷対応年数が13年ということで7年目以降再リース
- 機器老朽化による影響を加味し10年目以降の売上を-10%で予測
すると、ザザザっと
年平均利回り19.3%
総利益5,000万
が達成される!とのこと。
・・まじ?
コインランドリー経営はアリかナシか?
初期投資の400万は、工事費用です。
この例の場合建物は借りているので、内装ですね。
これを、毎月29,000円ずつ返していくと12年で返済できる計算。
売上について、1回の来店で1人1回使うとしても、24時間のうち、21人来てもらえば良いわけですね。
まあクリアできそうな数字なのかなと思う一方、駐車場の有無だったり立地だったりが鍵を握っていそう。
疑問なのは田舎とはいえ15万の家賃は安い気がする・・
とはいえ土地活用ということなら家賃はもちろんなくて良いですからね。
利回り19.3%というありえないような数字が出てるので、うまい話すぎて疑いたくなります。
ただリース代高い。
とはいえ駐車場とトランクルーム、マンションの中から考えると、
できそうだしある程度お金になりそう
というのが感想。
駐車場は、月2万円で貸しても10台契約しなきゃコインランドリーに勝てない。
マンションは老朽化していくし対応とか面倒そうだし、初期費用が400万じゃ到底無理そう。
トランクルームはもしかしたらコインランドリーと近いし良いかもしれないけどセキュリティとか大変そう。
というわけで楽に稼げるなんておいしい話があればみんなやってるってことですね。
こんな人はコインランドリー経営に向いている
東京五輪を目の前に、外国人の需要が上がり、入管法でさらに多くの外国人が日本に来る。
さらにオリンピックが終わったら悲しいですが不景気がやってくるでしょう。
時期的には今ホットなコインランドリー経営。
セミナーを聞いてみてこんな人が向いているなと思いました。
少額でも安定した収入がほしい人
何もしなくても月20万強入ってくるとしたら、良い副収入ですよね。
例えば一つうまく回ったら次の店舗、という形で増やしていけば手間をかけずに収入源を増やせます。
ただ、場所の選定、付加価値の提供など、始める前にしっかり計画が必要です。
始めからうまくお客さんが入ってくれれば良いですが、うまくいかないときに施策を打ったりと柔軟に考えることも大切かなと思います。
ということで、経営者を目指している人が初めの一歩として挑戦すると良いかも。
税金対策としてのコインランドリー
土地の大きさやそこにある建物を壊すか壊さないかなどいろんな状況があると思います。
ただコインランドリーは、狭くても広くてもできますし、新しく建てる箱はイナバ物置で良いので割と手軽です。
相続にあたり、収入源と現金を渡すことができるということ。
また、今コインランドリーは即時償却できるそうで、節税に絶大な効果があるということ。
こういった背景からも、ただただ土地が余ってしまっているなんて方は検討してみてはいかがでしょうか。
Linksbaseはマーケティング戦略からお手伝い!
このブログの筆者はウェブプロデューサー。
Linksbase(リンクスベイス)の代表です。
マーケティング/ブランディング戦略から一緒に考えて、個人・小規模企業のウェブ構築するホームページ・LPは、「〇〇といえばここ」という意識をお客様に根付かせることを目指しています。
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